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読書メモ・犬の本4冊

犬と私の10の約束(画像が行方不明)※
ゴールデンレトリバーは大好きです。
『犬の十戒』をモチーフに書かれたらしいこの話自体はメルヘンとして楽しい。
でも、いくらメルヘンでも、犬小屋の中から年月を経た手紙が「読める状態」で発見されるのがちょっと・・・。(でも、そこがメルヘンといわれれば・・・)

「もし残ってたにしても、手紙だったらしい紙くず、くらいがせいぜいでしょ?」

…などとケチをつけつつも、映画のweb予告編を見ただけで涙ぐみそうになる犬好きおばさん。
子供と動物には勝てない、というのが映像界の常識らしいです。なるほど。
きっ全編、主人公(?)のゴールデンレトリバーの魅力満載の作品なのだろうな。
川口晴 著のものを読んだのですが、川口さんとともに映画の脚本を書いた方の、同名著書(同じモチーフでも別物・主人公の少女名が著者名となっている)も出版されています。ヤヤコシイ・・・。
ゴールデンレトリバーで思い出したのがこちら

ウォッチャーズ
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いかにもアメリカ的な、ハリウッド娯楽映画風の小説。
こんな頭の良い犬なら飼いたい・・・・。
あくまでSFチックなお話なのだが、きっと、この本でゴールデンに幻想を抱いた人も多かったと思う。
かつてアメリカでは、この本でゴールデンレトリバーが大ブレイクしたと言われています。

一時より数が減っている気がするけれど、また「10の約束」映画公開でゴールデンに「惚れる」人が出てくるんじゃないかな。
可愛さに目がくらんで飼い始めて、あまりの大きさに手を焼き、飼育放棄・・・なんてことを心配してしまう。
    でも素敵だね、ゴールデンって。

もっと好きなのがこちら。
牧洋犬シェップと困ったボス
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動物が人間的に語る、擬人化された話は余り好きではないが、でもこれは面白い。
犬どもがちっとも良い子でないし、正義の味方でもない俗物。
「だって、犬だから・・・」って命令されるとすんなり盗人の手伝いをして羊を集めてしまう。
犬の生活には、犬なりの理屈やおばかな考えがあり、犬なりに「困ったボス」を慕い、気遣っていたりもする。
登場する犬達の中でも笑ったのが、ジェスって雌犬の言葉。
まことしやかに知ったかぶりの講釈をたれる場面があって、
このテキトーで知ったかぶり加減が、まるで私。とひとりで笑ってしまった。

オマケにこちら
犬ぐらし
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絵がヒドイとかいろいろ酷評されているようですが、私には楽しかったです。
ダメ犬ぶりとダメ飼い主ぶり。
臭いや汚れ満載のキタナくも楽しい犬暮らし。
人によっては犬を飼うことから「ドン引き」しそうな本です。
漫画なので、図書館においていないところが欠点の本。
by chatadon-06 | 2008-02-27 14:03 | 読書感想文 | Comments(0)