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作品の価値と税金

期日が迫り、さすがにのらりくらりと逃げ切れなくなって確定申告へ
今年は、ちょっとだけ報われたかなぁ。
と言っても、戻るほどたくさん医療費を払ってたってだけなので、ちっともめでたくはないですが。
せっかく出かけた税務署なので、勉強のため(笑)書類を貰ってきました。
確かに、こういう職業の方は自営業者。申告する必要がありますね。
資産や収入あるところに税務署の視線あり。
課税の網はもれなく張り巡らされていると実感
象さんたちのように蜘蛛の巣の網の目からや~めたっと抜け出る訳には行かないのです。
作品の価値と税金_a0091680_2214396.jpg

文筆家用の決算書付表
出版社、作品、掲載期間、印税、さらに単行本として出版した場合についてもいろいろ
上、中、下と分冊の場合は別々に、などと注釈。
裏には書き下ろしの場合や初版、再版、臨時の依頼等の表。
なるほど~。一つの作品で何度も収入があるのね。
美術家
作品に対する支払いを誰がしたか、題名、号数などを書く。
裏は手持ちの作品リスト、委託販売で未売却 (売れてないってことよね) の場合は、画廊の名前なども書きます。
でも、初めてこのような申告をする作家はちょっとうれしいのかもしれない。
画廊委託の(でもきっと売れない)作品ばっかりずら~っと書きたくなったりして。
ん???
作品を作ると、作った時点で、資産になるの?
例えば親が子供の肖像を描いたとする。
そのまま持ってるとただの「親の描いた絵」だが、もし後年、親が有名画家になると、この絵も相続財産になる?
子供が、自分のために描かれた自分の肖像画をそのまま持って居たければ相続税を払う。
…なんてことも理屈上はあるのかも。
「これは絵でなく愛情を形に表現したものです。親子間での価値は無限大ですが、売り物ではアリマセン。」
と本人が書き残したところで、税務署は聞いてはくれないだろう。
「株だって、不動産だって宝石だって価値の変動もあり、愛情の表現にもなります」って言われそう。
「そもそも自己表現を商品として売るのが作家の仕事」だと言ってしまえばそれまでですけれど。
今日、59億円の相続財産を現金で隠し持っていた姉妹が捕まりました。
そこでさらに疑問が。
生前、作品を一切売らず、さらに引き継いだほうも持っているだけで全く売る意志がなくても、必ず売れる作品なら、不正に相続財産を隠匿していることになるのでしょうか?

…そういうことだと、自分の作品がたとえどんなにひどいものでも、将来、まかり間違って世の中に評価されると、身内が困ることになるかもしれません。
そんな厄介なことにならないように、まだ、だ~れも良いと言ってくれない今のうちがチャンスです。
たとえいやがられても無理やり押し付けてしまうのが思いやりです。
値打ちが出てからだと、税金とられるから」って。

そうして駄作を押し付けられ、迷惑をこうむることになりそうな、そこのあなた、
                      苦情は税務署に言ってくださいね。

Commented at 2008-03-13 13:32
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by chatadon-06 at 2008-03-14 22:35
鍵コメさん
そうそう、外国からの手紙が見事に文字化けしてて、ウイルス?とか思ったり、よく分からなくて「エンコード」をいろいろ変えてみて、余計変になっちゃったり。
自分が使ってる言語と同じに何処の言語でも共通のベースで扱えるような気がしてますけれど、ネットの世界で各国の言語をすんなり扱えるようにするのはかなり大変な作業のようです。
・・・・と去年東大の公開セミナーで聞いたような気が、かすかにしているようなしないような・・・・(汗) 
 「あ、そんなこと聞いた気が」というかすかな記憶の痕跡だけを残し、ほとんど内容を思い出せない・・。
by chatadon-06 | 2008-03-11 22:20 | 何か変・・・? | Comments(2)