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水元公園・春

遠出の出来なかった先週末、ウォーキングがてらの上京(笑)。水元公園へ行った。
「やわらかに柳あおめる」水元公園には、石川啄木の見た北上川と違って遠くに外来種の樹木の林が見える。
向こう岸にはメタセコイア、ラクウショウの芽吹き間近の梢が煙っている。
この公園のものよりずっと大きなメタセコイアの巨木は今までにたびたび見る機会が有ったが、密生する林を見るは初めてで、結構うれしい。
ど広い公園内には、アキニレやアカシデ、ケヤキ、ハンノキ、イチョウと広葉樹も種々植えられていて四季の変化が期待できる。芽吹きと紅葉のお気に入りスポット発見。
も数多く、流石に都内、開花宣言に忠実に、まさに当日、咲き始めたばかりのようだった。
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柳の木の背丈ほど高さのうろから生えた若木もすくすく育っている。なんだかクスノキのような気がするが、そうだとすると成長が極めて早く、巨木になる木だから、今後が興味津々。
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カワウの小規模なコロニー(集団営巣地)では、もう巣についている鵜も。鳥にも春
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この公園は一部を除き釣りができるらしく、売店には釣り竿セットがある。
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子供達用なんだろうな・・・と思いつつ歩くと、何処からか♪仰げば~とお~とし~♪とボーイソプラノ。声の方向へ目をやると、釣りをしつつ、水面に小石を投げつつ歌う卒業の歌。
うららかな春の、のどかな時の流れのなかのひとこまは、懐かしい記憶となってこの子達の心の中に残るのだろうな。こんな素敵な一瞬を過ごせて良かったね。
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・・・そんな少年時代の情景は、いつか老境に差し掛かって、↓こんな風にどこかで水面を見つめている時に、遥かな時を越えてよみがえり、懐かしく心を締めつけるのかもしれない。
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夫の一言。水辺のあるところ、水鳥と「釣り老人」あり。 ・・・・確かに。
(たまに釣りに行くと、あちこちで地元の釣り老人を見かけます。)

Commented by hiyasiame50 at 2008-03-24 23:14
こんばんは。
春めいてきてお出かけも楽しい季節になりましたね。
ずっと不思議に思っているのですが 何ゆえ水辺の釣り老人は男のみなのであろうか??男は孤独を愛するのかしら。
女性は群れるのが好きだからかしら。
私自身は一人の時間が好きですから1日のんびりしているの大丈夫ですが 普通はだめなのかしら。などといつも思ってます。

仰げば尊し きっと何十年もたってから ふと思い出して涙ぐむんだわね。うらやましいような一時ですが多分当人たちは自覚すらしていないんだろうなと思う 初老のおばさんです。
その瞬間に偶然立ち会えたちゃたろうさん。
いいなぁいいなぁ。良い春でしたねーー。
Commented by chatadon-06 at 2008-03-25 23:45
ねいさん、こんばんは
確かに「釣りじーさん」は居ても「釣りばーさん」って見かけませんね。
でも、女性釣は増えているから、きっとこの先は登場するんでは?
…なんだか迫力がありそうですけどね。

私もごく気の合う友人と話すのは良いのですが、団体行動はちょっと苦手。
面白いと思う勘所がひととちょっと違うらしく・・。(ご存知のとおり、笑)。
最近は、「お付き合い」という理由でのお付き合い(?)は一切しないことにしているので、空き時間はほとんど一人で過ごすようなものですが、もっと一人の時間が欲しいくらいですね~。
(でも、ブログを作ったりしている発信型人間だって時点で、既に「伝えたがりの精神的お喋り」だと思うので「自己完結的孤独愛好家」ってワケでもなく・・・。)
いずれにしろ私もやっぱりフツーでは無いのかもしれません。仲間だ~。笑。

↑公園の情景ですが、仰げば~♪の歌声をBGMに、トム・ソーヤーの世界を見たようで、楽しそうでほほえましくいとおしい、そして切なくて懐かしい、そんな気分でした。
この子達の心の底に「郷愁」の小さな種が蒔かれる場面に居合わせた、そんな気がします。  じ~~~んと感動。
by chatadon-06 | 2008-03-24 11:30 | お出かけ(八ヶ岳以外) | Comments(2)