国産野苺 ノウゴウイチゴとシロバナノヘビイチゴ

一月ほど前のこと、衝動買いだとは分かっているのに、
通販でイチゴ苗を色々と買った。

イチゴと言っても、園芸種でなく、自生種、原種系。
いろいろイチゴについて調べているうちに、ふと
「そういえば昔、登山道の脇で、自生種のオランダイチゴ系のイチゴを見たことがあった。」
と思い出した。
その当時は、それが何という種類か知っており、
「おお~~!これがあの×◎×△イチゴ!」とえらく感激したのだが、
今思い返すと名前が・・・・どちらだったか・・・汗。
どこで見たかの記憶もオボロなので、分布域で決定できない。
こうなったら自分で実物を観察するしかない。
で、本州に自生する二種類の容疑者^^をピックアップすることになった。
あのときは食べなかった赤い実を食べてみたいし。

で、やって来たのがこの二種類。
ノウゴウイチゴ(左・能郷苺)とシロバナノヘビイチゴ(白花の蛇苺)。
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どちらも「ヘビイチゴ」の仲間ではなく、果物のイチゴと同じ「オランダイチゴ」属
学名は
岐阜県能郷村で発見されたことにちなむ和名のノウゴウイチゴが
Fragaria iinumae(イイヌマさんが見つけたのかな?)
シロバナノヘビイチゴが
Fragaria nipponica(ニッポニカ・・・)と、どちらも生粋の国産風。
記憶にある登山道脇のイチゴの姿と良く似た、栽培イチゴのミニチュア版のような
とてもかわいらしい画像がネットで見られる。
かわいいだけじゃなく、洋モノ苺、ワイルドストロベリーよりも
おいしいらしい。(ここが重要。

来年、花の時期と実の時期、実物二種を実際に比較してみれば、どちらだったか解明できるに違いない。

シロバナノヘビイチゴは山野草を専門に扱っているショップから購入。
大事に包装されて無事に届く。
ポットで根が落ち着くまでしばらく待ってから出荷との連絡で、少し待っただけあって
小ぶりながら葉の多く出た、元気な良い苗が来た。
嬉しい事に花もついている。

そしてノウゴウイチゴ・・・・
山菜を扱っているショップから。
「ノウゴウイチゴ10株、定形外郵便でお届けします」とのメールが来た。
??10株だよ?・・?・・?・・・・?定形外???
本当にポストに届いた・・・。
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チャックつき食品パックに入ってる。
畑から掘りたてをお届けします。
冷蔵庫に保管してお早めにお召し上がりください・・・・って感じ。
爆笑してしまった。
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翌日ばらして(笑)みると、畑から抜いて束ねただけのような、ますます山菜風。
小さいのや大きいの、長い根のものやほとんど「根無し草」のも。
ちょっとしなび加減の苗もあったが、あとから数えると11株あったので文句はない。
結局しなびた苗も復活し生き延びたし、ことごとく予想外の展開がとても楽しい荷物だった。

この二種類、一株あたりにすると価格は5:1
それぞれの価格に納得の面白い買い物だった。
それにしても、繁殖力の強い植物らしい・・・。どんどんランナーが出て来る。
シロバナノヘビイチゴなんて、そもそも八ヶ岳に特に多いらしいし、
大丈夫だろうか、常時監視できない小屋の庭に植えても・・・。
ま、いいか、なら。
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7/2追記
国産野苺の学名は正確には
Fragaria iinumae Makino
Fragaria nipponica Makino   ・・・らしい。
Makinoは有名な植物学者、牧野富太郎博士にちなむ。
ノウゴウイチゴは牧野さんの発見。・・・イイヌマって人名じゃないのかな?
書き忘れましたがシロバナノヘビイチゴの別名は モリイチゴ(森苺)。・・・メルヘン♪





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2015/6/18追記
シロバナノヘビイチゴの記事を書こうと思い、アクセスの多いこの過去記事を読み直して見たら
…((((;゚Д゚)))))))

な、何と、能郷苺を「農」郷苺と変換ミスしていた事に6年経ってから気がつきました。。。

私の誤記です。
ごめんなさ〜〜い!
6年目にして訂正いたしました。。




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Commented by Mezzana at 2009-06-30 21:53 x
ははは、定形外郵便、笑いました。
すごいですね~、送り主もちょっとやそっとじゃ
へこたれない根性について知り尽くしているのでしょうね。
根無しも入れて11株というのも笑いました 笑。

しかしイチゴ畑がある別荘なんて優雅ですよね~♪♪♪
数週間ぶりに行ったらイチゴで一杯!なんていいですね~
写真、楽しみにしています。
Commented by yoas23 at 2009-07-01 05:04
何でも郵便で送ることが出来るのですね。
定形外郵便なら安く付きますが少し大きい場合は500円のエクスパックという手もありますね。
物流盛んな現代ですね。
さてノウゴウイチゴは私のブログでも取り上げたことがあります。
良かったらご覧下さい。飛騨にはたくさんありますよ。
シロバナ・・・の方もたまに見かけます。
http://mugiwarab.exblog.jp/1862117/
Commented by chatadon-06 at 2009-07-01 10:59
Mezzanaさん、こんにちは
送り主の方も、なかなかに「濃い」感じです。
そのせいか、とてもパワフルな感じの苺たちです。
「これで平気、平気、ちゃんと根着くって」なんて雰囲気が満ち溢れてました。
シロバナ・・・のほうは商品としてきちんと育苗してから、ってスタンス。
その分付加価値をつけるわけですが、こちらも日本的(?)な
「きっちりした」良い感じの商売です。
対比がとても面白く、興味深いものでした。

さて、待てば苺畑・・・になるでしょうか。
それとも豪雨で流れたり、虫や獣などの強敵に負けるでしょうか。
畑になるのが私のの足腰立つうちだといいんですけど。

でも、確かノウゴウイチゴのショップの解説に、
「繁殖力が強いので逃げ出さないように囲って・・・」
とか書いてあったな~。・・・・怖。
Commented by chatadon-06 at 2009-07-01 11:12
yoas23さん、こんにちは
コメントありがとうございます。

おっしゃるとおり、このショップでは
20株まではエクスパックで送料500円だそうです。
それを見たときには、エクスパックには大きめのサイズがあるんだな~と誤解してました。
・・・中身が超コンパクトだったとは・・。
他のショップでは「この苗です」と送ってくるその苗の実物画像を
WEB上で見られるように画像のURLつきのメールが来たり。
千差万別の面白い体験でした。

yoasさんのブログ、早速拝見しようと思います。
ノウゴウイチゴの本場画像ですね。
そちらにはシロバナノヘビイチゴもあるのですか。
住み分けているのか、両方見られる場所があるのか、
ちょっと興味がありました。教えていただいてすっきりしました。
ありがとうございます。

またどうぞお立ち寄りくださいね。
Commented by yann at 2009-07-03 16:24 x
調べてみたら、花茎は直立、花弁は5枚、葉の葉脈部分がくぼむことなどの特徴から、うちのやつはシロバナノヘビイチゴっぽいです。
甲斐大泉の植木屋(?)から買ってきた株で、「イチゴ」としか説明書きがなかったいいかげんなやつなんですが。

それにしても、定形外で送られてきた写真には笑いました。
こういうのって、なんかいいよねー。
Commented by chatadon-06 at 2009-07-05 00:01
yannさん、こんばんは
シロバナノヘビイチゴだったらきっともともとの自生地ですから良く繁殖してくれるのではないかと思います。(ランナーを出します。)
ただ「イチゴ」・・・ていいですね~。大泉の老舗、〇松園ですか?
苗の品種の同定は結構難しいらしく、名前とは全然別の種類のイチゴが売られていることも有りますので、この「イチゴ」って表記はものすご~~く正確に思えて、笑っちゃいます。
「定形外封筒の衝撃」は買ったイチゴそのものより楽しめて、嬉しかったかも知れません。イチゴに対してひとしお愛着もわく感じです。
あんな目にあったのに、良くがんばったねって。
Commented by yann at 2009-07-05 10:44 x
おおお、シロバナノヘビイチゴ、ランナー出すんですか。
なんか得した気分になる自分はヘン?
これからランナーでいっぱい増えていただきたいものです。
なお、買ったのは、まさしく大泉の〇松園です。
さすがちゃたろうさん、よく知ってますねー。
Commented by chatadon-06 at 2009-07-05 21:54
yannさんこんばんは
花の時期におしべの長さで見分けないと、シロバナへビイチゴとワイルドストロベリーとのはっきりとした区別は難しいようですが、シロバナ・・・はせっせとランナーを出します。

シロバナ・・・かワイルド・・・・か、はたまたランナーを出すか出さないか、実はおいしいか、いろいろ先行きが楽しみですね。
本当はランナー無しの方が手入れしやすくて、良いみたいですけれど。
最初のウチは「子株がかわいい」なんて大喜びしている私だって、今に「この厄介者め!」とか思うんじゃないかと・・・。
私が植えたんじゃないけれど小屋の庭のヤマブキ・ジャングルと同じ運命をたどりそう・・・。
by chatadon-06 | 2009-06-30 11:26 | 植物・動物 | Comments(8)