2014年6月の北海道

基本、初めての箇所ばかりだった今回の道東まわりルートには、一箇所だけ私の希望で再訪する場所、三国峠が入っていた。
ちょっと遠回りになるので、夫はそちらのルートにそれほど気乗りしていなかったが。
ところが北海道に上陸してからスマホ検索でルート周辺を調べていたら、(その月の?)旅行サイトの「道内の行きたいスポットベスト10」の一位、タウシュベツ橋梁を知ることとなった。
画像を見せると夫はガッツリ喰いつき、そっち周りで行く気満々。
目標スポット、急浮上。
メデタシメデタシ。。

ホテルを発ち、名残惜しい道東に別れを告げ、ひたすら北海道の真ん中に向けて進む。
常日頃、八ヶ岳近辺をドライブしている感覚からするとひたすら上り坂の山岳道路になりそうな気がしていたが、意外にも勾配はそう急ではない。峠の標高がそれほどでもなく、広い大地の北海道では道路の勾配を緩く取ることが可能なのだろう。
大体、勾配がキツければ冬場には使えない幹線道路になっちゃうので出来る限り緩く設定してあるだろうし。
人里離れた峠のてっぺんちかくに除雪ステーションがある。
冬でもここから出動してがっちり除雪して使われる道路なのだ。と感心。
残雪の山を背景の大雪湖(ダム湖)
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23年前に、まだ工事中で砂利道だった三国峠の脇に車を止めて、見下ろす原生林の雄大さと深さに見惚れていた。
今では道路はすっかり舗装され、峠にはカフェ風のお店まで出来ていた。
でも、大雪山系の山々に抱かれた深い森の姿は記憶のままだ。
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峠を過ぎるとひたすら下り坂。
どこまでも白樺の原生林の中。
お昼ご飯は三国峠を下ったお目当ての三股山荘で。
深い山ふところとは思えない明るく懐かしい感じの場所。
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美味しいお昼ご飯。
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またいつか来たいな。

三国峠から雲が降りてくる様子なので、少し焦りながら糠平湖畔に幾つもある旧士幌線の線路の橋梁の遺構を幾つか見る。
木立に埋れたり、橋梁上に林が出来つつあったり、自然に還りつつあるコンクリート建造物。
お目当てのタウシュベツ橋梁の間近に行くにはネイチャーツアーに参加するなどの手筈が必要なので当日では不可。
向かい側の展望台から見ることに。

なんだ〜。。
と少し凹みがちだったが、
水面が広がりつつある糠平湖の青にはえる白い橋梁の素晴らしいながめに見惚れる。
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橋梁のコンクリートの表層が風化して崩れ、風雪に耐える日々を彷彿とさせる「遺跡」の風格を備えた姿。
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北海道についてからの「泥縄検索」でタウシュベツ橋梁を探し当てた自分を褒めてあげたい。。


三股山荘をでてからも道は比較的緩く下る。
ただ緩くまっすぐ進んでいたのに程なく、一気に広い平野のまっ只中に出ていた感覚で十勝平野が現れる。
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ちょっと前まではこんな山の中だったのに。
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八ヶ岳近辺、中部山岳の付近をよくはしるので、峠から緩い傾斜で一直線に平野まで遠ざかる事など想像もつかなかった。



北海道の懐は大らかに深い。
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by chatadon-06 | 2014-07-31 16:21 | お出かけ(八ヶ岳以外) | Comments(0)

奇跡の砂洲、野付半島。

2014年6月の北海道

どこにいってもテンション上がりっ放しの北海道、道東の海岸線。
明るい海と大酪農地帯の境を北上する。
検索するとようやく北海シマエビ漁が始まったようで、今日のお昼は北海シマエビと決めて尾岱沼付近に差し掛かる。
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綺麗な尾岱沼を眺めながら夫に、野付半島はあの海の向こうの水平線にへばりつくような線状のカゲロウのような陸地だ、と説明する。
夫はずっと近くに見えると思っていたらしく、驚く。
スマホ検索で首尾よく北海シマエビ丼に辿り着き、またしても大急ぎで野付半島に向かう。
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半島の付け根からいきなり左右が水面。
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オホーツク海と内湾に挟まれた恐ろしく狭い陸地のまんなかを道が一直線に伸びる。
とにかく狭く、低い。
ブルドーザーで砂を真っ直ぐ一直線に押し出しながら埋め立てていったらこんな感じかな?


と眺めるうち、行く手の右側に水面を挟んで一直線に白い木立が見える。道に対してほぼ直角。
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白い木立は立ち枯れた木々。
背後には緑の広葉樹林。

塩水に侵食されつつあるミズナラの林、「ナラワラ」らしい。

ナラワラの付け根を通り越し、さらに進むと行く手の沖合に枯木立がまばらに立つ島のようなシルエットがポツンと見えてくる。
なんだかひどく小規模だが、これから行こうとしている「トドワラ」らしい。
トドマツの林が立ち枯れた姿をとどめる景色が有名だが、上高地の大正池のように次第に消えてゆく運命にある。
(トドワラも例外ではなく、簡単に言えば、「もうすぐ失くなっちやいそう。」な現状だ。)

で、はるかかなたの、あそこ迄歩く!……らしい。orz

北海道に着いてから一番の暑さの中、はるか遠くに小さく見えるトドワラ目指して…なんとかテンションを引きあげ、引き延ばす。
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人慣れしたエゾシカやハマナス、エゾカンゾウなどの花を眺めながらようやく着いたトドワラは案の定、
「ああ、ここにはこんなに沢山の立ち枯れた木々が。」
…あったはず。
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…と沢山の枯れ木の根元を眺めて戻る。

戻る途中の遊覧船の乗り場までの木道。いい感じなので渡って見たかったけれど、やめとけと言われる。
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既に夕暮れ間近の光の具合。遠くに見える白い建物が灯台!
水平線と地平線と灯台の立つ場所の高さがはほとんど変わらない珍しい景色。
平原の真ん中に灯台があるみたい。
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灯台まで行って見たかったが、あえなく却下され、野付半島とはお別れ。

知床半島は24年前に行ったので今回はパスすることにして、知床半島の根元部分をナナメに横切り、斜里岳と畑の織りなす絶景を堪能しながら、
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ホテルのある北見に向かった。
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by chatadon-06 | 2014-07-31 15:55 | お出かけ(八ヶ岳以外) | Comments(0)

2014年6月の北海道

後ろ髪引かれながら風蓮湖を発ち、昨日からロッジの向こう岸に眺めていた春国岱(しゅんくにたい)へと向かう。
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ネイチャーセンターのガイドマップの表

春国岱は、(とっても低い)砂丘、干潟、砂洲、湿原、海岸線の草原からなり、風蓮湖とオホーツク海の境に位置する。
北の海の海流が遺した三列の砂丘が並び、風蓮湖寄りはアカエゾマツなどの針葉樹林となっている。
遊歩道以外は人の立ち入りのない自然の成り行きのままの春国岱には多くの生き物たちが暮らしている。
昨日今日と姿を見たタンチョウも春国岱をねぐらにしているようだ。
大きなアサリの採れる干潟。
塩水の湿原。
大きな倒木の根とともに薄い土壌がはがされているが、浅く張った根のすぐ下は砂。
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深く根を張ることの出来ない木々はいかに大きく育とうとも時折こうして倒れてしまうことだろう。
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そして、苔やわずかな腐葉土のなかに横たわる倒木からは若木が新たに芽生え、次の世代の林を作る。(倒木更新)
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倒木更新はあちこちで目にすることはあったが、これだけの規模のダイナミックな原生林の変遷を目撃したことはなかった。
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大きさ比較。

ゆっくりと、しかしたゆまずに林全体が生きて動いている。。。
春国岱の林縁では立ち枯れた木々が白い骨格のように並んでいたが、それもまた原生林の自然の成り行き。いつか林のすべてが枯れ朽ちてしまい砂洲が残るだけになるのかもしれない。
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長い年月を経て、海流や気象の変化のはてに陸地の形も生き物の種類も移り変わって来たことだろう。

出来ることなら何百年もこの上空に浮かんで、風や波のままに美しく移り変わる春国岱と風蓮湖の姿を眺めていたい。
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と長く感慨に浸る暇もなく、
次の北国の砂洲と林、野付半島へ。。
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by chatadon-06 | 2014-07-31 15:54 | お出かけ(八ヶ岳以外) | Comments(0)

2014年6月 北海道 道東


翌朝。
もう来ないかなー、としょっ中外をチラ見しながらの朝。

そうおあつらえ向きには来ないよね…でも、もしかしたら…
と見る窓の外、視線の先に悠然と優雅に舞い降りて来るタンチョウが一羽。
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うっそー
と兎に角撮る。

餌を捕りながら移動するタンチョウさんからは、餌をとるために頭を下げるとこちらが見えない。
定期的に頭をもたげておばさんを監視。
同じ場所あたりからひょこひょことタンチョウの顔がのぞく。


…あのおばちゃん、
しつこくこっち見てる。
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見られるのは慣れてるからいいんだけどね、
こっちもおばちゃん見張っとかないとね。
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「いつ迄も見てんじゃないっ」
とかガン飛ばしてみたりしてね。
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しつこく見ててもここはもう終わりだよ。
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あっち行っちゃうもんねー。
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…近くからタンチョウに監視されるという得難い体験に有頂天。

そのあともとくに慌てるでもなく、餌を獲りながら移動するタンチョウ。

歩く姿、
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水中に餌を探る姿、
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全てが大きく優雅。
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ゆったり美しく餌をとりながら、タンチョウが目の前を横切るなんて。。
夢だろか?


タンチョウさんはそのまま目の前の浅瀬を餌を漁りながらゆっくり移動し、
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先で右手の岸に上がり歩き去って行った。
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タンチョウさん、たっぷり姿を見せてくれてありがとう。
元気でね


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タンチョウが歩み去ったあと左手の岸から右手の砂嘴へとエゾシカが泳ぎ渡って行った。
エゾシカの向かう砂洲の上の湿原と森は、原始のままの姿をとどめる春国岱(しゅんくにたい)。
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静かな風蓮湖の朝。
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by chatadon-06 | 2014-07-26 16:03 | お出かけ(八ヶ岳以外) | Comments(0)

夕暮れのタンチョウ

2014年6月の北海道 。。

湯沸岬灯台のようなテイストが素敵な花咲灯台。
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そして柱状節理の作り出した珍しい地形、根室車石を見てから納沙布岬へ向かう。
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根室半島の崖の上には、先ほどまでより更に遠くまで平らな緑の草原。
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やはりここも、遠くに海が見える場所以外は、平らで広過ぎてとても岬の上の土地とは思えない。
緩やかな起伏は23年前に見た宗谷岬の上の氷河地形に似ている。

道産子の母子が何組も。
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例によって予定より遅れ気味なので大急ぎで先端の納沙布岬と灯台を北方領土を望みながらまわり、コンビニで翌日の朝ごはんを買い込み、根室半島の付け根に位置する、今夜の宿のロッジのある風蓮湖へと向かう。
夕食はロッジの横のレストランで根室の名物料理、エスカロップ。
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細かいタケノコの入ったバターライスの上にカツ(この日食べたのは地元のシーフードのミックスフライも)がのり、しっかり味のドミグラスソース(?)がかかっている。
エスカロップの美味しさに幸せ気分のうちに、風蓮湖の向こうに夕陽が落ちる。
夫が湖の向こう岸の砂洲の先、夕陽の中にタンチョウの姿を発見。
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極上の味わいの名物料理と美しい夕陽の中のタンチョウ。
カメラのレンズが汚れていたのが残念だが、またしても夢のような北国の風景。
こんな風景にばかり巡り会えて良いのだろうか?
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(やはりこれ迄の人生、よほど良い子だったにちがいない。)


タンチョウは向かいの砂州を背にする場所に移動し、宵闇の中に沈んで行ったが、高緯度地域の夕暮は8時過ぎまで続き
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遠く斜里岳を浮かべる空の端はいつまでも鮮やかに燃え続けていた。
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明日もまたタンチョウが見られるといいな。
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by chatadon-06 | 2014-07-24 18:33 | お出かけ(八ヶ岳以外) | Comments(0)

別世界は続く

2014年6月
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↑湯沸岬から納沙布岬方向を望む。
湯沸岬を発ってから、海沿いの道がしばらく続いたが、霧多布湿原の脇を過ぎてからの海岸線は崖地が多くなり、道は台地の上を走りつつ、時おり下がって河口やその周囲の湿原を横切る。
やがて陸側もなだらかに開けるようになり、右手は海、左手は緑の原野や湿原、牧草地にはさまれた道がひたすら続く。馬は思い思いに駆けつ休みつ過ごしている。
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台地の上になると再び、平らな草地が崖の上に浮かび上がるような地形となり海は直接見えなくなる。
牧草地に開拓された緑の原。
開拓されなかった原生林との境らしく、林縁が一直線に続く。
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海が近いとは思えない風景だが、電線の下る先は海岸線、トタン屋根が見える。
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海を隠す台地の緑の中に埋もれて道は続く。
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片側が海岸の緩やかな起伏の放牧地にて。
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草原のあちこちにそこだけ絵筆を加えたような黄色い花の群落。
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人っ子一人いない。特に何があるわけではない。
海と草原と風だけの美しい風景。
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たぶん以前からずっと観たかったこんな風景に、今、出会えた。

そしてこの景色を観た喜びを今後も夫と分かち合うことができる。
これはきっと何かのご褒美だ。。


(とくに思い当たらないけど、知らんうちになんか良い事してたに違いない。
結構エライぞ自分。。)
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道東に連れて来てくれた夫に感謝。


と感慨に浸ってばかりいると日がくれるので、写真撮って先へ。

根室に近づくと道は内陸にはいる。

と言っても何キロも海から離れるわけでも無いのだがあっという間に深い森林の中へ。
千変万化の、半端なく雄大な自然の技に圧倒されっぱなし。
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by chatadon-06 | 2014-07-21 22:32 | お出かけ(八ヶ岳以外) | Comments(2)

2014年6月の北海道、道東

翌日もまだ曇りがち。
晴れると言う夫の根拠のない自信のもと、予定通り霧多布湿原から行程を始める。
まだまだどんよりしているが、ワタスゲ揺れる湿原の向こうが霧多布岬だろうか?
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青空が無いままでは岬までゆくのも気が乗らないが、夫はきっと晴れてくると確信しているらしい。

まだ観光シーズン前、岬の売店も開店している気配の無い霧多布岬の上。
でも一面の草原に花が咲き風が吹き渡る良い眺め。

電線の上で大声でさえずる小鳥はノゴマのオスらしい。
赤い喉元があざやか。
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さて、更に展望台の下の遊歩道に進むと。。。
雲が流れ、辺りが明るくなって来た。

あんなに沈みがちだった辺りの色彩が晴れやかに一変する。
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艶やかに風になびく草原の緑。
宝石のような海の青。
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海を隔てた向こう、今日これから向かう納沙布岬の方まで見通せる気配。
うっとりと海を眺め…ている時間が無いので、
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草原の向こう側に小さく見えている霧多布岬の先端の灯台、湯沸岬灯台へと移動。
駐車場から先の道の行く手の風景は、作り込んだように何なから何までもが美しい。
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これまでの人生(結構長いゾ)でベスト何位かにはいるかも。
電柱や電線すら美しく見える。
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近くで見た灯台の建物だけでももう…
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うっとり。
まるでジブリのアニメのような別世界。
更に先端まで歩き、
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やたらに写真を撮り、後ろ髪惹かれながらも、遠くに見える海岸線の、納沙布岬へと続く崖の上の緑の中の道へと向かう。


帰ってから検索すると実はこの湯沸岬灯台は映画 「ハナミズキ 」の中に登場するらしい…。
え?それって確か、今年、録ってあった録画を見たはず。
でもって主人公(新垣結衣さん)が某w大学に進学してオシャレ女子に、と言う展開に「アリエナイ」と思ったのが最大の印象で、やたら綺麗な景色がでてくるなーとは思ったがあっさり削除してしまったはず。。
あー!失敗。
またテレビで放映無いかな?

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by chatadon-06 | 2014-07-21 22:20 | お出かけ(八ヶ岳以外) | Comments(0)

北海道の大きな煮しめ。

2014年6月

カヌー体験前日のロッジの夕食。
豪華な見かけではないが、海鮮たっぷりの和洋の色々メニューでなかなか美味しかった。
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煮物の中の蕗らしき緑。
あれ?多分…。と拡げてみると。
やっぱり。
北海道の巨大な蕗、ラワン蕗かな?

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北海道の牧草地や原野の道路脇などには伝説の小人、コロボックルが雨宿りするような巨大な葉のふきが繁茂している。
アキタブキ(秋田蕗)の一種らしいが、中でも足寄(あしょろ)で栽培されるラワンぶき(登録商標なんだって)は小人でなくて大人の傘にもなるくらい大きいらしい。

秋田県に昔から大きな蕗の茎の砂糖漬けが有ったのは知っていたが、
大きい蕗は煮物にはしないのかな?
と疑問に思っていたのでとても楽しく美味しくいただいた。
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くせが少なく、柔らかくたべやすかったので多分あれは栽培種のラワン蕗だと思う。

でも、野山の蕗は食べないのか?
野山のあの蕗にだってふきのとうはきっと在るはず。
とか謎は未だに解けず…。

巨大ふきのとうを採りに野山に出かける…
って光景は北海道には在るのだろうか?

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by chatadon-06 | 2014-07-19 23:20 | お出かけ(八ヶ岳以外) | Comments(0)

霧中。

2014年6月の北海道 。。

早朝に感動の釧路湿原カヌー下りをし、湿原と沼を見下ろす絶景の露天風呂で温まってからチェックアウト。
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↑これは部屋からの景色。


昨日回らなかった別の展望台に登り、エゾハルゼミのギョウイーとかギョーイェーとか聴こえる鳴き声の蝉しぐれの中でコッタロ湿原を眺める。
この日は宿泊先が釧路駅近くなので時間に余裕があり、翌日行く予定のコースの一部、厚岸半島を前倒しでドライブすることにした。
厚岸の少し先に位置する湿原は漢字では霧多布湿原と表記されるが、文字通りとっぷりと霧の中の厚岸半島を眺めながら厚岸名物のカキの天丼とカキや真つぶ貝やアサリの入ったカレーを味わう。
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食事の後、ほぼ海水の内湾の様な厚岸(あっけし)湖を懐に抱える厚岸半島を一回り。でもとっぷりと霧の中。
海岸線の崖の上とは思えない深い森林の中を道が通っている。
面白い地形をなぞってぐるっとドライブし、その先の霧多布(きりたっぷ)湿原を見下ろす琵琶瀬展望台まで明日の予定を前倒しドライブ。
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翌日は霧多布湿原から始める事にして釧路へ戻る。
途中、豪雨に見舞われたが、まだ釧路湿原一望のハイライト、細岡展望台に行っていないので雨が止みそうな空模様に期待してダートコースを進む。
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今だ青空にならないながらも、幸いにして雨は上がり、さながらサバンナの眺めのようなドラマチックな細岡大観望が現れた。
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早朝のカヌーで下った釧路川の更に下流が眼下をゆったりと蛇行してゆく。

いつかまた訪れたい想いが胸いっぱいに。。
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by chatadon-06 | 2014-07-19 23:19 | お出かけ(八ヶ岳以外) | Comments(0)

2014年6月の北海道 。。

夫がどうしても体験したかった湿原の中の川のカヌーくだり。

釧路湿原の一郭、湖畔にあるロッジの宿泊カヌー体験ツアーに参加した。
ツアー出発は、私達には想像を絶するような早朝、午前4時すぎ。
辺り一面真っ白な霧の中、
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塘路湖をカヌーで横断。
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さらに、湿原のなかをゆったりと流れる釧路川の支流を、まずは漕ぎ下る。
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釧路湿原とそこに生きる野鳥や動物達を愛して止まないロッジのご主人のガイドのもと、いつも同じ場所でナワバリ宣言の囀りをしているというコヨシキリや、オジロワシ
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やエゾセンニュウなどを教えていただく。

と、カヌーの進路のすぐ横にタンチョウの姿が。
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二羽のペア…
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大喜びで(静かに)カメラを向ける同行の面々の乗るカヌーがすぐ傍らを流れ下るのに驚くでもなく、タンチョウペアは餌を摂る。

そしてなんと、二羽の雛がそばにいた!
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真ん中辺りの細い倒木の上に薄茶色のヒナが一羽、かろうじて写っている。
雛連れのペアを見るのはロッジのご主人も今年初めてな上に、雛連れなのに落ち着いてその場に留まっていることはとても珍しいそうでなんとも幸運。

さらに下流では、川の蛇行の跡に残る三日月湖の説明を受けているとき、別のタンチョウペアがそこを渡って行った。
やはり二羽の雛を連れていて、雛が泳ぐ珍しい姿を見ることもできた。
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私は親鳥一羽しか写せなかった。

タンチョウも泳げるけれど、親鳥は脚が長いので泳ぐ必要がないそうだ。
脚の短い小さい雛のうちだけは上手に泳ぐが、たいそう珍しい光景だそうだ。
ご主人も見るのは二度目とか。
夫の執念が引き寄せた幸運かも。

エゾシカやオジロワシに観察されながらゆったりと川の流れを下る二時間あまり。
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霧は晴れて来ても青空の見えない曇り空のままだったが、二度もタンチョウの一家に遭遇でき、湿原の真っ只中をたゆたいながら
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時に葦原の中の三日月湖に漕ぎ入り、
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流れとともにゆったりと下ったひと時は記憶に輝く宝物となった。
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素晴らしい二時間余り、何物にも代え難い贈り物をありがとうごさいました。
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by chatadon-06 | 2014-07-18 06:39 | お出かけ(八ヶ岳以外) | Comments(0)