2015年 05月 25日
那智の滝
奈良からここまでの道中には、さすが名だたる美林の地、あちこちに膨大な量の木材の姿。
翌日、「晴れ男」の夫の威力で怪しげだったお天気もそこそこ持ち直し、明るく青い海を見ながら気持ちよく熊野那智大社へと向かう。
御神体として崇められるほどの「滝」そのものが見たいという、およそ信心とは関係ない動機なので実際に行くという直前まで、那智の滝があるのが「何大社」なのかも定かでなかった。
駐車場が急峻な斜面のてっぺん近くにあったので、このところのドライブで見せつけられていた急な斜面を徒歩で滝壺まで降り、また登ることになった。
滝自体がご神体の飛瀧神社には社殿はなく、鳥居の奥は那智の滝。
岩盤から垂直に落ち、高さゆえにか半ばからは風を受けて飛沫の向きが変わる。
予想通りの見事な滝だった。
…信心だけでなく体力も無いので、熊野古道の石畳、「大門坂」を歩いて見たいという夫の望みは、終点からちょっとだけ往復することでかんべんして貰う事にした。
雨が多く樹木が大きく育つ紀伊半島南部、大門坂の木々も半端でなく古木、大木。
丁度上がって来た娘さんたち。
なんでも、この衣装に着替えてこの坂を歩くというパッケージがあるらしい。
若さは力だ。。。
熊野那智大社にあった楠。
根元の大きな空洞の中をくぐった。
思いがけず、見惚れるような大樹の真ん中に居られた幸せな瞬間だった。
by chatadon-06
| 2015-05-25 22:58
| お出かけ(八ヶ岳以外)
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